春うらら

「長い前置き」の後にある文章

本髙克樹さんの書くブログにおける構造ー面白くて読みやすいブログについて考えるー

みなさまご機嫌いかがですか。本日は本髙克樹さん(7 MEN 侍)について。

 

と、いうのもJohnny's webにて連載されている本髙克樹さんのブログ #かちゅーずでい がかなり面白いとわたしの中で話題なんです。

ということで今回も野暮であることは重々承知ながら元気になにが面白いかをガヤガヤと外野からお話しさせていただきます。

 

本髙克樹さんのブログのオモシロポイントとしましては、

 

1.発想力と展開力

2.共感

3.緩急

 

 

を挙げたいと思います。

 

 

まず一つ目、「発想力と展開力」。

 

とにかく着眼点がすごいんです。自分の好きなことや本髙さんのキャラクターとしての大事な要素をうまく題材にして面白く広げられている。

話題を切り出した後に、話す内容のインデックス、結論を述べられていますね。

これを自然にできているのがすごいです。整然と文章が書ける頭の良さにシンプルに憧れます。

あと全部理論がしっかりしているので純粋に納得できますよね。モヤモヤが残る、というか腑に落ち切らない文章は物語の余白として描写されない限りは好印象を持たないので。

具体例を挙げさせてください。

 

vol.003~005(麺類三種の神器のお話)

麺について語りつくした3回でしたね。

好きな麺三つを神器と名付け、「ジェネリック食品」とやらまで開発してしまうらしいです本髙さんは。

003では見事に若年時のコテコテ麺の摂食を正当化。

004では台湾混ぜそばとの出会いをどこかのエッセイ集のように詩的に綴られました。

005ではコテコテ麺の代替品を開発。

 

読後、わたしはもちろん混ぜそばも油そばもつけ麺もつけ蕎麦も食べたくなりました。家から出ていないので食べられていませんが。

 

vol.009(ファッションと方程式のお話)

ファッションと方程式を結びつかせたこの回。個人的には今までの中で一番おもしろい回です。

本髙さんのお得意とする「数学」と苦手とする「ファッション」をうまく融合させて理論展開してゆく様は流麗で惚れ惚れしました。

本髙克樹さんにしか書けない内容であります。

扱っている数学の内容自体は連立方程式なので中学生レベルの簡単な内容じゃないですか。(高次方程式の連立だとレベル跳ね上がるでしょ、とかいうクレームは受け付けておりません)

ただ、方程式は式の数や変数の数によって絶対に解けなくなったり一瞬で解けたりしますよね。それがいいなって思うんです。

ファッションに明るい人は中学生の教科書の例題で出てくるような式に見えるし、ファッションが苦手な本髙さんいとっては解けない連立方程式しかない。連立方程式のもつ難易度の振幅の大きさとファッションが見事に重なるのが良かったです。

 

 

二つ目は「共感」です。シナジー(英語で言っただけ)

二つ目だけに共感も二つのタイプに分けて考えてみました。

 

たとえば、本髙さんのブログを読む時、「おいおいこれはどうなってるんだよ」とつっこみたくなる一文はないですか?(関西人の性でしょうか。)

それに対して、私がつっこんだ瞬間の次の文できっちりと、きっちりと回収してくださいます。そう思ったよね?って。

これが伏線回収タイプの共感です。

読者に”そう”思わせておいて答え合わせをリアルタイムでやってくれる。だから次はどんな意見が聞けるのだろうとワクワクしながらスクロールできるんです。

 

もう一つとしては、「ここまで読んできて、キミはこう思ったよね?もちろんそうだ。しかしこんな考えはどうだい?」とけしかけるスタイル。

で、こっちが言葉のカウンターパンチタイプの共感です。この表現すると出身校というか恩師がばれそうですけど。

 

vol.002,003,005,(007,)009あたりぜひ読み返してみてください。共感に共感していただければこれ幸いであります。

 

伏線回収や言葉のカウンターパンチとはまた違いますが、vol.006ラストのカッコ内も個人的にアツいと思ってます。このカッコ内があることでより「気持ち」、伝わりますよね。これがシナジー。厳密にはシナジー=共感ではないのですが大目に見てください。

いっこ余談いいですか。これ書いてる途中にvol.010が更新されたのですが、「共感できる方は考えておいてください」ですって。意味は当然違いますが同じワード使えるのは光栄でうれしいです。にわかながらオタクゴコロが疼きます。

 

 

三つ目「緩急」ですがこれはもうシンプルに文字数です。というかネタ枠。文字数の振幅が激しいですよねってそれだけ。

vol.001からvol.010までの文字数を見てみましょう。およそですがカウントしました。有効数字2桁くらいで許してください。

 

vol.001 350字

vol.002 1100字

vol.003 1200字

vol.004 1700字

vol.005 2500字

vol.006 800字

vol.007 1000字

vol.008 10字

vol.009 1800字

vol.010 140字

 

…………なんか一つだけ桁のおかしいものがあるのにお気付きでしょうか。

当方のように毎週火曜日の生き甲斐を #かちゅーずでい としております身としましては、

火曜日一日頑張って毎週楽しみにしている本髙ブログを開けたら写真の使い方覚えたとか何とか言って写真が三枚乗っているだけ。しかも麺類三種の神器どあっぷ。本髙さんのかわいい御尊顔は何処ですか。アイドルのサブスクリプション制ブログサービスで三枚麺類乗せるのは許されてしかるべきなのでしょうか本髙先生。私には毛頭理解できる思考ではございません。(この間0.0001秒)

写真の使い方覚えた本髙克樹さんすごくえらい!!!!!!さいこうです!!!!!すきなもの三枚も載せられてキュンです!!賢くてかっこよくてブログも面白いのに二か月弱写真の載せ方知らなかっただなんてあざと可愛いです!!さすがです!!!

 

とかなんとか言っちゃってますけどvol.008以降毎回ちゃっかり綺麗な可愛らしいお顔を乗せていただいてほんとに感謝してます。

vol.010も最高でした。私は幸福ものです。

舞台用メイクといいますか、目元の濃いお化粧が似合う方が多いですね、7 MEN 侍には。

 

~あとがき~

#かちゅーずでい 十回目の更新おめでとうございます!なんとも締まり辛い感じになったので無理やりあとがきを差し込んでみましたがあとがきらしいものが書けませんのでこのまま引き下がりたいと思います。

わたしも本髙さんみたいに面白くて理路整然とした文章が書けるように頑張ります。